インフルエンザは寝て治す

 インフルエンザの高熱を心配して、抗インフルエンザ薬を服用される方は多いと思われます。しかしその高熱は、身体の免疫システムが正常に働いていることの証左であり、特段心配する必要はないと思います。39度の熱が出ても、休息を取って数日間眠り続ければ、自然に治るものだと考えられます。抗インフルエンザ薬はウイルスの増殖を抑えることはできますが、ウイルス死滅させることは不可能と言ってもよいかもしれません。結局免疫システムに頼る他ないのですから、初めからその免疫システムをサポートするために、横たわって安静にしているのが、最適な治療法と言えるでしょう。

 それでも薬の服用に拘る人は、完治が早まるから呑むと強弁します。しかしその認識は正しくないと思います。医療評価機関であるコクラン計画によると、抗インフルエンザ薬を服用した患者の発症期間と、服用せずに過ごした患者のそれとを比較して、両群の間に大差がないことが判明したと聞いたことがあります。さらにコクラン計画はもう一つの報告を行いました。それによれば、4%の成人と5%の幼児に嘔吐が見られたということです。また、精神異常をきたした事例もありました。つまりタミフルは重篤な副作用をもたらす可能性があるのです。

 タミフルのこうした副作用は報道に載ったことで、広く認知されていますが、他の抗インフルエンザ薬であるリレンザやイナビルも安全であるとは限りません。これらの薬も、その作用機序はタミフルと変わらないわけですから、同じような副作用が生じないとも限りません。抗インフルエンザ薬に頼り過ぎると、耐性ウイルスが出現するという心配もあります。ですから、なるべく自然治癒を目指すのが賢い選択であると言えるでしょう。

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