漢方薬も湿布も危険

漢方薬の市場規模は意外にも大きく、1100億円とされています。内訳のほとんどを処方薬が占めていますから、医師が専門的な知見に基づいて処方していると思い込み、安心する人もいます。しかし実態は異なります。病院で漢方薬をリクエストすれば、医師も断るわけにはいかず、処方してくれます。しかし漢方薬には特定の疾患とのお決まりの組み合わせが存在せず、どの漢方薬を処方するのかは、医師や薬剤師の漢方薬に関する知識と経験によります。ところが漢方薬に詳しい医師は稀で、多くの医師はいい加減な基準で選択しています。中には患者からリクエストされ、慌てて漢方薬メーカーのマニュアルを読み始める医師もいます。医師も漢方薬の副作用を甘く見ているのかもしれませんが、非常に危険な行為です。患者の体質を専門的に分析しない限り、体質に合わない漢方薬を処方してしまい、結果的に重篤な副作用を招くことも考えられます。患者としては、漢方薬を所望する場合、日本東洋医学会、日本生薬学会、日本漢方協会等から信任された認定医を探し出し、指名することが大切です。また市販されている漢方薬を購入する場合、少なくとも薬剤師に相談することは欠かさないで下さい。

 漢方薬と共に、あまり危険視されていない薬品に「湿布」があります。湿布なら経口摂取するわけでもないから安全だろうと考えるのでしょう。しかし人間の体内への侵入経路は経口にとどまりません。「経費吸収」で入ってくるものもたくさんあります。簡単に言えば、皮膚に有害物質が付着した場合、その物質が皮膚という壁を通過してしまうのです。もちろん皮膚はバリアすることが最大の仕事です。そしてそのバリア機能は、表皮の角質及び皮脂が主に担っています。しかしこれらの組織は常に完全な状態で皮膚を覆っているわけではありません。

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