筋肉と血行

 身体の免疫システムを活性化するためには、体温を上げ、血行を良くする必要があります。この血行の状態に影響するのが、ふくらはぎや筋肉のはたらきです。ふくらはぎは血行に関して、心臓に準じる働きを有しています。下半身では、血液やリンパ液が頻繁に滞ります。ふくらはぎを動かしてあげれば、その滞りも改善され、全身の血流にも良い影響を与えます。また筋肉を増やすことも欠かせません。筋肉が増幅すると、所謂基礎代謝が上がります。基礎代謝は、生物が命を維持する上で必要とするエネルギーを指します。この基礎代謝が上がれば血行が良くなるのはもちろんのこと、身体のエネルギー消費効率も上がり、肥満の予防にも繋がります。

 体温を上げるのに最も有効な方法の一つは入浴です。冷え性の人は病気、それも大病に罹り易いと言われていますから、入浴して体温を上げることに励みましょう。バスタブにゆっくり浸かることには、身体を清潔にする以上の効果を期待できます。血流が改善すると免疫細胞が届けられやすくなり、例えば癌細胞をしっかりと消滅させてくれます。最近は清潔を保つことにのみバスタイムの意義を見出し、シャワーで済ませる人が後を絶ちません。これでは免疫力上昇の機会を自ら投げ捨てているのと同義です。バスタブに浸かる習慣を欠かすべきではありません。面倒だと思う人も先ずは騙されたと思って、ぬるめのお湯をバスタブにはってください。ゆっくりと、じわじわ温めるのがポイントです。熱い温度で楽しみたい人がいるとは思いますが、交感神経を刺激してしまえば、自律神経が乱れます。この乱れは却って免疫力の低下を招きますから、熱いお湯はお勧めできません。