副交感神経と生活習慣病

自律神経という言葉は、皆さんも耳目にされたことがあるでしょう。この自律神経は人の健康と密接に関わっています。生活習慣病は、この自律神経の乱れが原因であるといっても過言ではありません。自律神経を構成するのは、交感神経と副交感神経です。どちらも人間にとって必要な神経で、互いに優位となったり劣位となったりします。交感神経は活動量が増えると優位になり、副交感神経は逆にリラックスすると優位になります。勘の良い方は気付かれるでしょうが、副交感神経の優位が健康に繋がります。とはいえ交感神経も欠かせませんから、両神経のバランスが重要とされます。副交感神経の優位でバランスするのが望ましいわけですが、それが上手くいかず、交感神経が優位な状態が続くと、生活習慣病に罹り易くなります。

 交感神経の優位を招くのは、ストレスです。「ストレスが自律神経を乱す」と言われる所以です。ですからストレスを解消できるよう、リラックスする時間を増やすように生活習慣を改善します。簡単な実践からで構いません。深呼吸したり、ふくらはぎをマッサージしたり、音楽を聴きながら瞑想したりして、ストレスから解放されましょう。

 また生活習慣病を防ぐためには、体温を上げることも有効です。体温を上げるための典型的実践は入浴ですが、他にも効果を期待できる方法があります。食事もその一つです。体温に関して、食べ物には「食性」があります。「陽」の食べ物は身体を温め、「陰」の食べ物は冷やしてくれます。「平」の食べ物はどちらにも属しません。つまり、「陽」の食べ物を積極的摂取すれば、体温アップが望めるのです。もちろん凍らせたような食べ物を取り過ぎないことも欠かせません。