インナーマッスルと健康

 健康的な身体をつくる上で、筋肉を鍛えることは欠かせません。中でもインナーマッスルという部位は、健康と密接に関係しています。筋肉は、外側のアウターマッスルと、内側のインナーマッスルとに分けることができます。アウターマッスルは瞬発力を生み出す筋肉なので、短距離走の選手や重量挙げの選手の身体は隆隆としています。太く、重たい筋肉は、見る者を魅了します。アウターマッスルはウェイトトレーニング等を通じて効率よく鍛えることができます。しかしトレーニングを止めてしまえば、急速に減少するという特徴を有しています。インナーマッスルは持久力を供給する筋肉なので、長距離走の選手の身体にその特徴が表れています。つまりインナーマッスルは細くしなやかであるため、鍛えても違いが分かりません。ところが長距離選手の走り切るパワーは驚嘆に値します。

 インナーマッスルは鍛えても、以前との違いが一目で分かるものでもありませんし、時間もかかります。しかしアウターマッスルとは異なり、トレーニングを止めても落ちにくいという特徴があります。鍛えたら鍛えた分だけ、生涯に渡って残り続ける筋肉量が増えるのです。さて、アウターもインナーも鍛えられればよいのですが、残念ながらそれは叶いません。両者の役割は相反関係にあり、同時に鍛えることができないのです。一人の選手が長距離走選手と短距離走選手を兼ねられないのが、その証左です。ではどちらを優先して鍛えるべきでしょうか。結論を言えば、インナーマッスルです。インナーマッスルは、人の健康に良い影響を与えます。免疫力を高めるのに、インナーマッスルのトレーニングは極めて有効的です。